年末にスーパーやホームセンターに行きますと必ず正月用品の特設コーナーにお正月飾りが売っていて、真空パックの鏡餅と共に飛ぶように売れています。
一昔前までは各家庭で餅を搗いて鏡餅を作り、藁や松竹梅を使って門松、しめ縄なども作っていたもので、年末になれば大掃除をしながらおせち料理を作ったり餅を搗いたりで大忙しの年末だったのです。
近年ではそういった手間が掛かるものがお金を出せば簡単に買えるものですから、買って済ませれば良いので、一々面倒なことをしなくて済むことは、便利な世の中になったもので御座います。
お正月飾りは家々にやって来る来訪神である歳神様をお迎えするための飾りであり、鏡餅は歳神様の依り代、つまりご神体になるのですから、ビニールとプラスチックで出来た物で機能するのかは疑問です。
神様は自然の中に居られるのですから、やはり自然の物を使うのがよろしいかと思います。
お正月飾りは松の内が済んだらどんど焼きで焚き上げてもらうのが最良の方法なのですが、近年ではどんど焼きが宗教行事であることから廃止される運命にあり、その結果としてお正月飾りはゴミに出しなさいということになりつつあるのです。
神様をお迎えするのに使った物をゴミで捨てることに抵抗がある方は多いと思いますが、そういう方はとても正常な神経をお持ちの方だと思います。
高野山真言宗やすらか庵では1月15日午前11時~午後2時までどんど焼きを行っていますので、持込みの場合には正月飾りは無料で焚き上げして差し上げます。
正月飾りを出すどんど焼きが無い方はお正月の特別企画をご利用下さい、千円で正月飾りを焚き上げ致します。
一月限定正月飾りお焚き上げ千円