やすらか庵の梅の木

毎年必ず実を付ける梅の木が、去年はほとんど実を付けなかったという大不作の年でしたが、去年は全国的に不作の年だったようで、梅酒や梅ジュース作りのための梅がスーパーにほとんど売られていなかった記憶があります。

梅の花は春を告げる花として度の花よりも早くまだ寒い2月に咲き出しますが、今年は大量の花が咲いていましたのでおそらく梅の実が豊作の年ではないかと思っていました。

案の定、大量の実が生っていますので、今年は梅ジュースでも作ろうと思っています。

実のなる木には生り年と裏年があって、自然のリズムに対応しているようですが、実が生るという現象が子孫を残すための方法であることから、多くの木が一斉に多くの実を生らす、或いは生らさないという現象は、種としての生き残りをかけた作戦なのかもしれません。

それにしても多くの実をつけるということは見ていても嬉しくなるもので、四字熟語で言いますと「豊年満作」という事でしようか、心が豊かになるものです。

古より民に福を授ける神として信仰されている七福神の中でも恵比寿天は豊漁の神、大黒天は五穀豊穣の神ですが、食べる物に不自由しないことは幸せの象徴なのです。

自然の恵みが豊かであることは人を幸せにしてくれるのです。