六道とは

六道とは私達衆生が生まれ変わり死に変わりする、つまり輪廻転生する世界のことで、低い世界から順に地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天界の六つの世界のことです。

この内地獄、餓鬼、畜生の三つの世界のことを三悪趣と言って仏教では絶対に堕ちてはいけない世界だとされます。

釈迦は私達の住む人間世界は苦しみに満ちていると捉え、更には私達が生まれ変わりする六道の世界全てが苦しみの世界であることを悟りました。

その苦しみから逃れるためには悟りを得る、つまり解脱するしか他に方法が無いのです。

釈迦が説いた仏法は私達の苦しみを無くす法であり、それは究極の所、六道の輪から抜け出して仏の世界に行くための教えなのです。