柴燈護摩とは寺院の屋外で焚く護摩のことで、行者が自らの行として行うものと、信者さん、檀家さんの祈願のために行うものがあります。
主に寺院で行われる柴燈護摩は後者の目的のことが多く、お堂の落慶法要として、新しい住職を迎える晋山式で、或いは春秋の大祭の目玉行事として行われます。
山伏の行者が行列して法螺貝を拭きながら練り歩き、法斧の儀、法弓の儀、法剣の儀と荘厳なる儀式を行い、護摩に点火すれば皆の祈りが最高潮に達して護摩の火と煙と共に天に昇っていきます。
柴燈護摩はとても有難い行事です、誰でも参加出来て、宗教らしさを充分に堪能できる行事です。