遺品整理とは
遺品整理とは亡くなった人が使っていた物や残した物、契約などを解約したり片付けたりすること。
片付けは供養の行
私達は何時か必ず訪れる死を避けることが出来ませんが、死後の葬儀や後片付けを遺族にしてもらうことで成り立っていて、お片付けは残された者の務めという暗黙のルールが昔から行われてきたのです。
死んでしまえば自分で自分の片付けが出来ないのですから仕方のない事であり、このお片付けを義務感を感じながら仕方なく行えば苦痛になり、故人の供養のためだと思い喜んで行えば素晴らしい供養になるのです。
仏法では心の散乱を片付けて、心の汚れを綺麗に掃除することにより、正しい世界が見えてくることを説きますので、僧侶たる者、常に道場を掃除し片付けることは日々の修行なのです。
遺品整理とお焚き上げ
亡き人の遺品を片付けていますと懐かしいアルバムが出てきたら見て思い出を語り合い、思い出の品が出てきたら楽しい思い出を語ることで充分に供養になりますので、後はお焚き上げ供養に出しましょう。
思い出の品やアルバムなどはどうしても捨てにくいもので、捨ててしまえば楽しい思い出さえも捨ててしまうような気がするものです。
楽しい思い出は心の中に仕舞っておいて、思い出の品はお焚き上げすることで天に送ることが出来ますので、誰もが納得出来る方法で、遺品整理が順調に進みます。
思い出を語ることは故人の供養です。
故人に感謝してお片付けするのも供養なのです。