逆さアジサイは梅雨の時期に咲くアジサイを使った厄除けのおまじないで、昔から各地に伝わっている厄払いの方法です。
アジサイを切って逆さまに吊るすのですが、ただ逆さまに吊るす方法や、白い紙で包んでから白赤の水引で結ぶ方法などがあります。
アジサイは色が七色に変化していくことから、「七変化」「八仙花」などと言われて七難即滅、七福即生につながるとても縁起の良い花です。
梅雨のジメジメとした時期はカビが生えやすく、家の中に閉じこもって外に出るのが億劫になってしまいますが、そういう時に元気に咲き誇るアジサイを見ることによって厄を払い、明るい気持ちにさせてもらえるのです。
逆さアジサイは一日で花がしぼんでしまいますが、しばらくはそのまま飾っておいて構いません。